小3の1年間で、傘が4本壊れました。

今、子供用の傘は、1本500円程で購入できます。
「子どもの傘は、壊れるモノ。仕方ない。」
特に小学生男子のお母さんは、私も含めてあきらめている方も多いかもしれません。
先日壊れた4本目は、親戚のお兄ちゃんから譲り受けた状態の良いお下がりだったのですが、使用2回目で破損。
2回で・・・(T_T)
息子に聞いたら、今回は突風で傘が舞い上がって、落ちたときに折れたそうですが
その他は、杖のようについたり、体重をかけたことが原因のようで
使い方の問題が大きいことは明白です。
ワンコインで新しい傘を買うのは簡単だけど、
/
「傘は、使い捨てではない!」
\
息子に言って聞かせると同時に
これを機に、壊れた傘を修理して使えないか、親である私も考えることに。
結果的に、4本中2本が修理で復活しました!
どんな場合が修理できて、どんな場合が無理なのか、修理の方法を含め
今回、我が家にあった4本の傘でご紹介します。
4本4様の壊れ方

壊れた4本の傘は、見事に違う壊れ方でした。
1本目
金属の受け骨が折れています。


2本目
ジャンプ傘の下(した)はじきが取れてなくなっています。


3本目
中棒(なかぼう)が折れています。


4本目
グラスファイバー樹脂の親骨(おやぼね)が折れています。


修理を断念した傘
今回、修理を断念したのは、3本目と4本目。

中棒(なかぼう)の折れたものは、さすがにお手上げです。
また、一見直せそうに見える親骨(おやぼね)の骨折ですが、

グラスファイバー樹脂の場合、親骨交換という専門的な修理になるようで、
家で直すのは諦めました。
そして、このグラスファイバーの折れた部分に、細かな樹脂繊維が見えますか?

実は、うっかり触れて、指にトゲが刺さってしまいました。
チクチク痛むのに、目に見えないほど細かいトゲで、抜くことができず・・・
結局、数日間放置して、ようやくおさまりました。
最近の傘は、親骨がグラスファイバーになっているものが増えています。
折れた時は、このトゲに触れないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。
また、これら修理を断念した2本は、
金属資源として、地域の資源回収の対象となっているため
次回の回収で出す予定です。
(※処分は、各地域・自治体の出し方に沿ってお願いしますm(_ _)m)
①「受骨(うけぼね)骨折」修理
いよいよここからは、傘の修理をしていきます。
金属の受骨(うけぼね)骨折は、市販の修理パーツで直せます。

使ったモノは

1.大きめのダブルクリップ
2.傘修理セット(傘職人)
3.ラジオペンチ

作業がしやすいように、ダブルクリップで傘の開閉を調整。
半開きになるように中棒(なかぼう)にクリップをつけて固定します。
修理用のパーツは
初めてで、どれを選べば良いかわからなかったので、
数種類のパーツがセットになったものを購入しました。
大まかな見分け方として、
関節から離れている傘骨の骨折は「四つ爪」
関節に近い傘骨の骨折は「三つ爪」
となるようです。
今回は、関節から離れていたので、「四つ爪」を選びました。

折れた部分に合わせてみると
四つ爪の(小)と(大)で迷いましたが
(小)だと、爪の長さが足りず
(大)がちょうど良さそうでした。
骨折箇所が中心になるように、下から四つ爪をあて
ペンチで爪を骨に沿って折り込めば、完了!

キレイに直りました!
また、コツがつかめてきたら、単品販売のパーツを買い足して、修理を行えたらと思います。
(単品パーツ例)傘修理パーツ 四ツ爪 大 黒(4つ入り)
②「生地の破れ」修理
骨折を修理した傘をよく見ると、生地に穴が・・・。
これも、修理ができます。


使ったモノは

1. 補修シートナイロン用 半透明(幅7cm×長さ30cm 1枚)
2.はさみ
穴の大きさよりも、一回り大きめにシートをカット。

台紙からはがして、外側から貼り付けたら完了です!

貼るだけなので、とっても簡単。
補修箇所が、左右で色が異なる場所だったことと、
今後どんな色でも使えるように、半透明のシートを選びました。
また、シートが柔らかく、でこぼこしている部分もピタッと貼り付けでき
雨漏りが防げそうです^^
③「下(した)はじきの脱落」修理

下(した)はじきの脱落。
これは、結論から言うと「ネーム布の補強」で対応しました。
ビフォアー
↓
アフター
ジャンプ傘は「下はじき」がないと、勝手に開いてしまいます。
「ネーム布」のマジックテープだけでは開こうとする傘を抑えきれないため
ボタンとヘアゴムを使い、「ネーム布」の強度を高めました。
使ったモノは

1.ボタン
2.糸と針
3.ヘアゴム(32cm)
4.はさみ
マジックテープより内側にボタンを縫い付けます。
ボタンにヘアゴムを縛り付け

両端を合わせて結びます。
ほつれないように、マジックテープのところで、元々ついていたネーム布を切ります。
ヘアゴムをネーム布の代わりにくるりと回して、ボタンにかけたら完成です!
息子に見せたら、「これならいいね!」と喜んでくれました^^
感想
靴の修理屋さんでも、傘を直してもらうことができますが
都会と違い、近所にそのようなお店がないことが
「自分でやってみよう!」と思う、後押しとなりました。
使い捨てになりがちな子どもの傘。
壊れ方によっては、修理して使うことができます。
「モノを大切に使い、ゴミを減らす暮らし」を、子どもと楽しむチャンス!
捨てるには・・・と心が痛んだ時に
このブログが、修理にトライしてみるきっかけになれば幸いです^^
(但し、くれぐれも けがには気をつて!)
